なかやま・やすし
カブケーションズ株式会社取締役兼ゼネラルアドバイザー。
シュローダー投信投資顧問、プルデンシャル投資顧問、SEBインベストメントマネジメントなどを経て個人投資家に。投資歴30年以上。バリュー株への長期投資で資産を築く。
1970年、宮城県生まれ。
祖父が株式投資をしていたことや、高校時代に80年代後半からのバブル期を経験したことで、株式投資に興味を抱く。大学も、より株式投資や企業経営に近い分野の科目を学べるという理由から、商学部(一橋大学)を選択。
大学卒業後、大手生命保険会社に就職すると同時に、株式投資を始める。その後、外資系証券会社、外資系投資顧問会社(シュローダー投信投資顧問、プルデンシャル投資顧問、SEBインベストメントマネジメント)へと転職するが、最後に勤めた会社が日本拠点を閉鎖したことに伴い、2001年より個人投資家となる。
「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という言葉が日本では馴染みがなかった時代にFIREしたという意味で、「日本におけるFIREの先駆者」と言ってよく、投資歴は30年以上になる。
2005年、当社代表の金子らと出会い、個人投資家に対して意義のある情報を提供する、という趣旨に賛同し、現在のカブケーションズ株式会社に参画。現在は、「カブケーションズ特別会員」の投資顧問サービスや、金融商品取引業者としてのコンプライアンス体制の管理に携わる。
個人投資家としては、日本企業のコーポレート・ガバナンス改善のために、複数の企業に対する株主提案権の行使なども行っており、日本経済新聞にコメントが掲載されることも多数。
トレードと比較すると資産が増える時間軸は長くなるものの、割安な銘柄への投資を愚直に続けた結果、資産を大きく増やすことにつながった。特に総合商社各社に関して、その理不尽なまでの割安さを2010年代初頭に確信し、資産の大きな部分を振り向けたことは、「投資人生における会心の出来事だった」と語る。