窪田です。
本日、
610円の下落があり、
日経平均が14,000円を割り込む勢いで下がりました。
そんな中、
「なんでこんなに下がっているのですか」
「反発しないのですか」
というような質問をいくつかいただいています。
普段は、会員(有料会員)の方だけにお送りをしている
ところもあるのですが、今回は下落幅もとても大きいので
メールをしています。
参考にしてください。
まず、回答の一つとして、
直近の相場でトレーダーがどのように考え、
行動しているかをお伝えし、参考にしていただけたらと思い
このメールを書いています。
具体的な判断材料は、1/24と1/27の値動きでした。
1/24にローソク足が大きく窓を開けて下落をしました。
さらに、
昨年からの日本マーケットであれば、翌日に反発するであろう
仮説に反し、翌日1/27も大きく下落しました。
そこで私たちは、
カブケーションズ会員向けに以下のメッセージを発信しました。
1/27に有料サイト内の売買日記「会員様の売買日記コロプラ」
のなかで「より大きな下落があるのではないか。」と言っています。
さらに、有料会員には以下のメールを送っています。
「全体的にチャートが大きく崩れたためしばらく、
1週間程度は様子見に徹したほうがいいと考えています。
状況の変化に合わせて柔軟に推奨はしていくので、今後の推奨を
お待ち下さい」
とメッセージを発信しています。
これは、私たちがこの下落を予想していたのではなく
株価の値動きが、ここ数か月の動きと違ったために違和感を感じ、
「大きな下落も有り得るから備えはしておこう。」という下落のシナリオの
意識を強めたということです。
ここで、「あれ、流れが変わる可能性があるぞ」と、
今までの相場の流れと違う違和感を感じたのです。
その違和感が上記のようなメッセージとなりました。
とはいえ、そこから直ぐに積極的に空売りするのでは無く、
「下落に備える」という行動を行います。
具体的には、
ポジションを小さくする、様子見をする、
場合によってはテスト的に空売りをする、という順番です。
そういった行動の結果、
ここ数日の大きな下落による大きな被害はなく、
そろそろチャンスかなと冷静にマーケットを観ることができています。
今後どうなるかですが、
現時点ではまだ下げ止まったと判断することはできません。
ですが、
いったん反発することも考えられますし、
その後さらに下落することも考えられます。
その時に大きな出来高を伴った下落と下ヒゲが出現したら、
いわゆるセリングクライマックスとなり
反発のきっかけとなるのですが、
本日(2/4)現在は、
そのようなローソク足は出現していません。
新興銘柄があと一回か二回ほど大きく下落をすれば、
信用でポジションを建てているいわゆる素人のポジションが
強制的に解消されます。
そのタイミングでセリングクライマックスがあれば、
それが買い相場の反転のきっかけになります。
明確なセリングクライマックスがなく、
ここからだらだらと下落もしくは横ばいで推移して
その後時間をかけて上昇していくシナリオもまだ可能性として
大きいとも考えています。
どちらにしても、
セリングクライマックスがないのに「明日は反発するはず!」と
予想して大きな買いポジションを持ち越すことはありません。
本日のような大きな下落があるとどうしても反発を予想し、
期待してしまいがちですが明日以降も決して焦らず大きなポジション
を持つようなことが無いようにしてください。
繰り返しになりますが、
今は様子見、もしくは小さなポジションに徹すること。
これが今選択できる最良の選択だと現時点で考えています。
参考にしていただければと思います。
カブケーションズオンラインスクール
窪田
※カブケーションズオンラインスクール会員向けに配信したメールをコラムとして掲載しております。